FreeBSDでユーザーの管理を行う場合は /usr/sbin/pw コマンドを使う。
ただし、ユーザーの追加は /usr/sbin/adduser、削除は /usr/sbin/rmuser (ReMove USER) コマンドが使える。この二つは対話型のコマンドになっており、質問に答えることで pwコマンドを呼び出すためのシェルスクリプトとなっている。
ログインすることができないユーザー(主に何かのソフトウェアをデーモンとして動かすときなどに使用する)を作成する場合は存在しないホームディレクトリとシェルに/usr/sbin/nologinを指定する。
ただし、ホームディレクトリは "/nonexistent" を指定しておくのが一般的(もちろんこのディレクトリは存在しない)。また、/usr/sbin/nologin はログにユーザーからのログインがあったことを残して終了するだけのダミープログラムとなっている。
pw adduser USERNAME -g GROUP -d /nonexistent -s /usr/sbin/nologin
※ちなみに、シェルをnologin以外の有効なシェルに変更し、/noexistentディレクトリを作成するとログインできてしまう。/noexistentディレクトリを作成しないように注意。